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カナダ楯状地
カナダ楯状地(英:Canadian Shield、仏:Bouclier Canadien )は北アメリカ大陸、中央から北部カナダに広がる先カンブリア時代(約45億年前 - 5.4億年前)に形成された非常に古い岩盤。長い間安定し浸食されたため楯を伏せたような緩やかな構造を示すのでこう呼ばれている。
片麻岩や花崗岩で形成されており、氷河で何度も浸食されていて、表面には薄い土の地表が少しある。鉱物資源の豊かな地盤で、金、銀、ウラン、銅、亜鉛が産出されている。
地理
ローレンシア台地とも呼ばれ、薄い土壌が覆っただけの岩石地域で北米あるいはローレンシア地塊(北アメリカ・クラトン)の核を成す。五大湖から北極海、グリーンランドまで広がる。カナダ楯状地は太古代のプレートが寄せ集まって原生代のテレーンや堆積盆地が付加したもの。24.5億年前から12.4億年前に合体が進み、19?18億年前のトランスハドソン造山運動で最も成長した。北米大陸で初めから海面より上昇し、海の進入から免れ続けた。地球上で太古代岩石が最も広く露出する場所である。変成基盤岩類は大部分が先カンブリア時代で繰り返し隆起侵食された。今日見られるのは標高300?600mの低い山地である。氷河期には氷が地面を押し付け、無数の湖をかき取り、土壌を運び去った。この氷河作用も水系が発達していない原因である。南部では森林に覆われ、北部ではツンドラになっている。人口は疎らで産業はほとんど発達していないが、水力発電の潜在力を有し、鉱石と木材資源がある。カリブー、クズリ、イタチ、ミンク、カワウソ、グリズリー、ホッキョクグマ、アメリカグマなどの哺乳類が生息。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%80%E6%A5%AF%E7%8A%B6%E5%9C%B0

北アメリカ・クラトン
北アメリカ・クラトン(きたアメリカ・クラトン、英: North American craton)は、構造地質学におけるクラトンのひとつであり、現在の北アメリカ大陸の大部分と、グリーンランドを含む大陸地殻の部分である。19億年前に形成されたと考えられる、最古の超大陸である、ヌーナ大陸 (Neuna、Nuna または Nena) あるいはローレンシア大陸 (Laurentia) の一部と考えられている。 図の茶色のエリアが北アメリカ・クラトンであり、その後、6億年以上に渡って安定に存在してきた。この地域は、先カンブリア時代の古い変成岩と火成岩の基盤岩が、相対的に薄く若い堆積層でほぼ覆われた構造になっている。
11-12億年前にクラトンの中央部で分離活動が起き、地溝帯を形成した(中央大陸リフト(英語版))。このときの地溝帯の一部は現在スペリオル湖北部に相当する。さらに5億7000万年前頃には、現在のアパラチア山脈の北側に沿う形で北東から南西に延びる地溝帯(セントローレンスリフト(英語版))を形成した。この活動の痕跡が現在のオンタリオ湖から、エリー湖、セントローレンス川、セントローレンス湾へと続く地溝帯である。しかしいずれもクラトンの分離には至らなかった。
図の緑のエリアは、最近6億年以内に付け加えられた、大陸の部分を示している。これらは、2つのプレートが衝突して、別の大陸地殻が合体、融合したものか、海洋プレートが沈み込み帯に沈むにしたがい、海洋地殻が海洋プレートから引き剥がされて、大陸に付着したもの(付加体)である。
クラトンの辺縁を形作る、図の紫のエリアは、先カンブリア時代の古い基盤岩が、最近6億年以内にプレートの衝突で変形された部分である。衝突の力は、しばしば大陸の内部深くまで達する、大褶曲や大断層を形成する。地殻が隆起した場所では、これらの褶曲や断層が地表に露出するので、地質学者達は、それを手がかりに過去を構成することができる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%88%E3%83%B3

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