死の謎を解く
Ronna Herman LM-08-2015
マスターの皆さん、地球では、子供が生まれる時は喜びに沸きます。確かに、創造の奇跡です。また、愛する大切な人が亡くなる時は悲嘆に暮れます。人生の半ばでいなくなってしまう、喪失感を味わいます。しかし、死もまた、奇跡です。スピリチュアルな観点では、その時は、真の状態に還っていく喜びの時です。
意識が遠のいていくことについては度々お話ししてきました。殆どの人は、もう、アセンションでは意識が拡大して意識のあらゆる側面を取り込むことが必要だということを知っています。何度も聞いてきたように、皆さんは魂を持つ単なる人間ではありません。実に様々な形で肉体で意識を表現してきた、驚くほど素晴らしい存在なのです。
遥か昔、程度の違いはあれ、半固体や固体の物質世界(高位4次元、低位5次元や地球、あるいは他の太陽系、銀河)にいた時は、今よりももっと長期間同じ体でいました。実際、時間を計り、時間を決めながら、何千年もの間同じ肉体を維持し続けました。臨終の時に移行して肉体を捨てるプロセスは自然に古い衣を脱ぎ捨てます。低い4次元や3次元にいない時は、人間には死というものはありませんでした。そしてまた、地球にいる間、皆さんは、宇宙全体にわたる素晴らしい旅をしながら厖大な経験をした、その中のほんの束の間に過ぎなかったことを忘れました。
告別式の後に、魂は特別な移行の泉の中に入りました。そこは、変容のバイオレット・フレームが明るく燃えているところです(バイオレット・フレームは想像するような熱い炎ではなく、涼しくて慰められます)。その時に、急に相応しい高次元の環境の中に移動しました。
物質世界に残された人たちは、旅立った愛する魂とテレパシーでコミュニケーションができました。将来またいつか会えることを知っていました。また、その時、夜間にエーテル体になって愛する者たちと交流できることも知っていました。夜間の旅は、昼間と同じように本当であり忘れることはないのです。
将来、人間は死を恐れることはなくなり、死は、驚くような永遠に続く、進化を創造するプロセスの自然に起こる一部であることが分かるでしょう。誕生と死・移行、休息と同化、再誕という自然な過程の中で、皆さんは共同創造者として不思議な形や大きさ、格好になって様々なリアリティを経験します。それが理解できるまでは、死とその後にまつわる古い固定観念やタブーの数々を手放していき、今生きている人生は、宇宙の時間の中ではほんの一瞬であることを知っていくようになります。
理解してほしい重要なことの一つは、経験するものは、すべて自分の中から始まるということです。皆さんは、大宇宙の中の小宇宙、あるいは宇宙のミニチュアです。その中に、オムニバースのすべての経験が完全に揃っています。皆さんは、最高の創造主のハート・マインドの中の一つの細胞だと言われています。それが確かな表現です。創造のすべてには、エッセンスである、創造の愛と光のエネルギー、あるいは聖なるスパークが宿っています。再度強調しておきますが、この命を与えるエッセンスがなければ何も存在することは出来ません。この壮大な光のスペクトルが様々な輝度に変化しながら創造主から父母なる神に送られ、素晴らしい大天使たちの光線によって宇宙に広がるのです。その光線がなければ宇宙で何も顕在化し存在することは出来ませんでしたし、皆さんも存在できませんでした。
皆さんは臨死体験の話を本で読んだり耳にしたことがよくあります。その中で、本人は光に向かっていく時の感覚を覚えています。わずかな違いがあるだけで、殆どが同じです。重篤な病や衝撃的な状況で、普通、本人は光に引き寄せられて、至福で信じがたい愛に圧倒される感覚に包まれます。極めてしばしば、有名な光の存在に会ったり、既に他界している家族に会います。光に向かえさえすればいいのだという感じを持つのが普通ですが、それからもう一度肉体に戻ってきます。時に、その光の存在が話しかけることもありますが、必ずそうだということではありません。また肉体に戻るか、光に向かうか選ぶ時が与えられることもあれば、まだ使命が完了していないので、戻りなさいと言われることもあります。
向こうにはベールがないと話したことがありますが、しかし、臨死体験の時は、脳内の状態は同じままです。すべてがあなた自身の高次元の聖なるマインドの中で起こり、ハイヤーセルフによって指揮されています。臨死体験は、普通人生の分岐点にあたり、輝きへの道に進むかどうかを決める時になります。そして常にではありませんが、頻繁に魂の融合が生じ、それによって、ソウルスター・チャクラ(頭から15cmから20cmほどにある)にある魂そのものの高い周波数が聖なるハートセンターに降りてきて、エゴ主体の人格に代ってあなたの人生を指揮し始めます。
臨死体験の間、聖なるマインドが脳内の一部に浸透できるような化学反応が生じます。それによって聖なるマインドに蓄積した叡智の光のパケットを収める、ある特殊なエリアに繋がることができます。この光のパケットは高い光の周波数によってできており、その人が通常では手に入らない情報を含んでいます。結果、本人の意識には違う感覚が生まれるだけでなく、自分の歴史や、時には自分の起源や経緯、他の重要な情報などを知ることもよくあります。
あなた自身が経験してきたこと、あなたそのものは、神聖なスパークが個別意識化した最初の時、 “I AM That I AM” =「私は創造主の一片(一側面)である」という意識になったところから始まっているということを覚えておいてください。DNAもチャクラもあなた自身の聖なるマインドに収められて、そのすべてが、創造主の徳であり特質、特性なのです。その特性は、あなたが高い光の周波数を身につけてその王国に入る鍵を手にするのを待っています。この光の周波数によって、あなたは壮大な聖なる遺産に繋がれるようになります。
皆さんにはエーテル体がありますが、そこには、肉体とメンタル体、感情体の完全なレプリカが収まっています。死んで肉体を離れる時は、シルバー・コードと呼ばれるものが断ち切れて肉体は完全に空っぽになり、すぐに肉体の崩壊が始まります。魂はゆっくりとエーテル体の一つになり、それから高次元の世界へと向かいます。
高次元がどうなっているのかを誤解をしている人が多くいます。高次の世界は、漠然とした実体のない環境ではありません。皆さんの地球の物質的環境と同じように見えるでしょう。しかし、時間をかけてよく見るうちに、多くの違いのあることが分かります。亡くなると、形と実体をもつようになります。もちろんそれは、3次元4次元の時のような固いものではなくもっと精妙な質をもっています。しかし、皆さんには固く、周りにあるものには形と秩序もあります。皆さんに合致したレベルによって、自分の意識状態や能力が決まり、また環境の見え方が決まります。自分の出す、共振する周波数で、どの次元、どのサブ次元レベルに行くかが決まります。そしてまた、あなたがつながる宇宙の情報レベルが決まります。オーラは、エーテル体またはアストラル体を包む外套のようなものです。そしてオーラは、光の外套にもなる一方、過去生で蓄積した否定的で乱れたエネルギーの覆いにもなります。
そのことは以前にお話ししましたが、移行のプロセスについて明確に理解しておくことが大切です。だから、魂が肉体を離れた後のことについて、もう一度簡単にまとめてみましょう。目覚めて自分を知った人たちは、すぐにガーディアン・カウンシルの所に来て、審判せずに過去の人生を振り返ります。どのような困難や試練があり、どんな機会に直面したのか、どんな課題が終了していないかを優しく共感的な目で振り返ります。終了していない課題がある場合には、またその課題を経験しなければならなくなります。高次元の世界では何も隠すことは出来ません。オーラが完全に物語るのです。誰もがスピリット自身の輝きと明るさ、または不足したものを見ることができます。皆さんの姿は美しく完璧です。また、どんな年齢にも、また自分の好きな姿に見せることもあるでしょう。
振り返りが終わった後はいろいろなことを選択できます。いろいろな星にある大学に通うことも出来るし、いろいろな能力を役立てようとすることも出来、創造の素晴らしさを堪能し、共同創造のスキルを実際に使うことも出来ますし、そのほか、あまりに多過ぎてこの場で説明できない程の経験も出来ます。肉体でいる時と違って、高次の世界にいる時の魂の進歩はゆっくりしています。その時には、普遍法則を知っており、思考と行動の結果がその場で出るからです。だから、誰もが、試練や限界、苦しみ・痛みに溢れていても、地球に生まれたいと強く望むのです。
信じ難たくても、この大きな転換期に地球に生まれることは、素晴らしいチャンスであり特権です。数多くの素晴らしい魂たちが、地球に戻って驚くべき進化に加わりたいと願って左右にいっぱいに広がって並んで立っています。
人類と地球を手助けするために地球に行って自分の光を分かち合おうとする意欲がある場合、それと一緒に、皆さんにはできるだけ神聖な自己を身につけ生かす機会が与えられました。それが、今回の人生で地球にやって来る前に交わされた「黄金の約束」です。それは、自分の神意識を最大限に身につけ、光の存在としての本当の状態に還るための前例のない機会になりましたし、そうなのです。
非業の死、暴力による死を遂げる人は、また別の話になります。憎しみや恐怖、人を攻撃する人生を送り、否定的なカルマの負債を非常に積み重ねた人たちです。そのような魂たちは“集中治療室”というところに連れられて、慈悲の天使による愛のこもったケアが行われます。この魂は自分で作り上げた乱れたオーラという牢獄に入っています。そして、自分の観念や否定的行動、非現実的な考え方で構成された夢の状態で生きることになるでしょう。いわゆる“地獄”や“煉獄”という言い方が最も近いでしょう。そういう人たちは、何回もの人生で創りだした低い波動の思考の世界に生きているのです。
慈悲の天使たちは絶えず創造主の愛・光を彼らに時間をかけてゆっくりと放射します。そして、否定的なフィールドの重さ・密度に応じて、愛の妙薬を徐々にエーテル体と魂の周りの殻に浸透させ、その殻を消していきます。否定的なことに関わったその深刻度合いや大きさによっては、長い時間がかかりますが、それでも常に返済する機会があります。
もう一つ、誤った考えを明確にさせてください。自殺をしたり、使命を全うする前に自ら命を絶っても罪深いことではありません。人生を自ら終了させたり、他の人のために自分の命を犠牲にすることを決める場合、多くの理由があります。時として、恥ずかしさ、罪の意識や恐怖心の大きさに耐えきれずそのような事態に至ることもあり、また、普通見られる殉教思想の結果など、他者のためにという誤った理由で命を絶つ場合があります。または、病状が末期に至り痛みに耐えられない場合もそうです。このような魂たちは、苦しみや痛み、病気を引き起こした状況を修正する方法を教えられ、それを修正する機会が与えられます。
辛く苦しい状況を自ら作り出して命を絶つと決めた人の場合、将来の人生でも同じような環境を避けて通ることは出来ないでしょう。だから、そうなると、人生課題を学ぶ機会や困難を引き延ばすだけになります。覚えておいてください。常に自分を裁くのは自分なのです。そして、ガーディアン・カウンシルの助力で次の人生経験を決め、どういう選択をするか、どういう機会にするのかを決められます。高次元の中では、魂は、常に過去の過ちを修正したくなり、するとオーラの不調和なパターンがきれいになることがあります。そして、悟りに向かう旅を続けるようになります。
進化のプロセスが次の段階に向かっているのでルールが変わったことを理解しておくことが重要です。この過去100年位に生まれた魂の各世代は、思い出せるような、自分の宇宙の記憶をたくさん持っています。つまり、忘却のベールが薄くなっており、ゆっくりと消え去ろうとしています。DNA螺旋の周りの光の幕もまた薄くなりつつあり、今生まれている若い人たちは、親や祖父母ができなかったような能力や才能を発揮していきます。インディゴ・チルドレン、クリスタル・チルドレン、ゴールデン・チルドレンなど呼び名は自由ですが、彼らは賢いオールドソウルで、皆さんやエルダーの人たちからバトンを引き継いで、人類を光のニューエイジに導くために地球に生まれることを了解しています。
世の人々が、今お伝えしている真実を認めるかどうかは重要ではありません。それでも、お話した内容は生きた真実であり、普遍法則です。各魂は、信じようと信じまいと、神聖な世界のルールに支配され影響を受けます。そこでもまた、自分の中のベールが働きますが、皆さんは否定的な3次元4次元の限界を打ち破り、源との驚くべき繋がりを手にしなければなりません。皆さんは、これまで常に、大いなるすべてに繋がっていましたし、今後とも繋がっています。繋がりが途切れた感覚は、すべて頭でやっていることです。命の川に通じるドアを開ける方法は、聖なるハートの中にあります。
光の所持者の皆さん、それぞれの試験や試練は、時代遅れになった思考や波動を手放す機会なのだと考えてください。そういうものは、あなた自身の最善に役に立ちません。どうか、人生で経験することを自分の聖なるハート・マインドのフィルターにかけて見てください。その時に、創造主の命・光の粒子を引き寄せます。そして、そこに自分の愛を加えて一杯にしてから周りの世界や人たちに輝きを放ってください。私たちは、この進化する宇宙のダンスの中にいます。一緒になって広めていきましょう。
I AM Archangel Michael.
Transmitted through Ronna/Sacred Scribe * As transmitter of this article I, Ronna, claim the universal copyright in the name of Archangel Michael.
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